2016年4月9日土曜日

新手のコンピュータウイルス、ランサムウェアの傾向と自分の考える対策


猛威を振るう新手のコンピューターウイルスとその対策/守屋英一氏(明治大学ビジネス情報倫理研究所客員研究員)
 新手のコンピューターウイルスが猛威を振るっている。
 今回拡散しているウイルスはランサムウエア(Ransomware)と呼ばれるもので、ウイルスに感染したユーザーのパソコンに保存されているファイルを勝手に暗号化し、開けなくしてしまう機能を持っている。そして、ファイルを開くための復号キーと引き換えに金銭を要求するというもの。データを人質に取って身代金を要求してくるところが、ランサム(身代金)ウエアと呼ばれる所以だ。
 既に世界的に猛威を振るっているこのランサムウェアが、日本でも流行の兆しを見せている。今、流行しているランサムウエアは従来のウイルスが標的としてきたウインドウズ搭載のパソコン以外にも、マックOS搭載パソコンやアンドロイドのスマホまでを標的にしている。また、メールの添付ファイルを開く場合以外にも、セキュリティの甘いウェブサイトに勝手にウイルスを埋め込み、そのページを閲覧したユーザーを感染させてしまうタイプのものもあるという。

iOS9.3.1でロック画面から写真、連絡先にアクセスできるバグ発見。